夜明けの出来事

ぐっすりグーグー眠っていると
季節外れの蚊がぶんぶん顔の上を飛んでいた。

んも~っ・・・蚊???
それはまるで「虫の知らせ」の目覚めでした。

時計をみれば午前3時30分。
外は大雨で嵐のような強風です。

蚊の攻撃で目が覚めたので
キッチンでお水をごくりと飲んで
さぁ~もーいっかいねよっかなぁ・・・。と
2階の寝室への階段を登っていると
なんだか外から雨の音に混ざって
叫び声らしき物音が聞こえてくるのです。

まさか~猫かなぁ・・。だってこんな時間だし。
どこかで夫婦喧嘩でもしてるのかな・・・。
など頭の中でぐるぐるいろーんな想像をしていると
ピーポーピーポー・・・・と救急車の音が。

うわー・・・ま、まさか殺人事件???とお布団の中でドキドキしていると
カンカンカンーって消防車の音が聞こえてきたのです。

ぇ?火事ー????
慌てて飛び起きてカーテンを開けると
外の世界は煙で真っ白なのです。

窓を開けると煙で咳きこみ目が痛くなり
火事が近くで発生した事を確信しました。

子供達を起こして玄関に座らせて
私は様子を確かめるため外に出ました。

外は大雨と強風。
煙で真っ白になってしまったこの町に
消防車と救急車のライトがくるくると赤くまわっていて
そこで泣き叫ぶ奥さんの姿と大雨の音と
燃えていく炎の恐ろしい光景が私の目に飛び込んできました。

三軒隣のお家が火事だったのです。
お家がどんどん焼けて行くその場にいた私は
ずきずきと胸が痛くなり立ちすくんでしまいました。

救急車で運ばれたお婆さんは軽症だったと聞いて
命の大切さや火事の怖さをじわじわと感じています。
あたりを覆っていた白い煙はあっという間に消えましたが
完全に火が消えて消防車が撤退したのは午前6時。

ふぅ・・。
火事は怖いよぉ。
気をつけましょう。火の元に。

心が痛んだ夜明けの出来事でした。



子供達は怖さと周りの雰囲気に興奮してしまい
寝不足でふらふらのため今日保育園はお休みです。

さぁ~今から!
子供達とお弁当持って公園へ行ってきます。
by vvmikivvjazzvv | 2006-04-20 11:58
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